時間や距離も関係ない!信頼関係を築くって最強ってお話

 

 

「わたし、実は今月いっぱいで退職することになって。」

 

 

先日、
ずっとわたしを
指名してくれていたオーナーさんに
退職することを伝えました。

 

 

今日は、その方とのやりとりの中で

 

「ファン化」「ギブ精神」について
考えさせられる部分が多かったので、

それらをまとめておこうと思います。

 

 

 

その患畜は
まだ2歳という若さで
とても難しい病気を発症してしまい

 

 

大学病院で精査をしてもらった時には、

5歳まで生きることは
出来ないと言われていました。

 

 

その子が体調を崩し始め
原因が分からず悩んでいた時。

 

 

大学病院に通い始めてから
病院嫌いになってしまい
手がつけられなくなってしまった時。

 

 

そして
めちゃくちゃ体調を崩して
命の危険に晒された時。

 

 

その度にオーナーさんは心折れてしまって、
泣きながら「どうしよう」と迷っていました。

 

 

その都度、
わたしが本音をガンガン言って
怒ったんですよねw(酷w)

 

 

「この子は自分でどうしたいか言えない。
決めるのはお姉さんだよ。」

 

 

「やっても助からないかもしれない。
だけど、やらなきゃ間違いなく助からない。

お姉さんが決断するなら
どっちを選んでもわたし達は最善で臨むから、

やるかやらないか、
まずは腹を括って決めてくれ。」

 

 

「ペットは人の手が無いと生きれない。

だから、
飼い主が決めたことが
ペットにとって1番正しいんだよ。

お姉さんがどんな決断をしても、
この子が恨んだりすることは絶対にない。
自信持って。」

 

 

大変な病気を抱えながらも、
オーナーさんと試行錯誤しながら
ひとつずつ乗り越えていって

 

 

その子は、今年で9歳になります。

 

 

「この子がここまで生きていられるのは
本当にゆんころさんのおかげなんです

 

 

「あの時怒ってくれなかったら、
きっと向き合うことを諦めて
弱っていくこの子を
見ていることしか出来なかったと思う」

 

 

オーナーさんは泣きながら
退職をめちゃくちゃ残念がってくれて、

 

「なんなら次の病院にも行く!」

 

と言ってくれましたw

 

 

そこまで言ってくれる方を残して退職するのは
正直後ろ髪が引かれますが、

 

信頼関係があれば
このオーナーさんともこれっきりではないと
確信があるので
そこまで悲観はしていません。

 

 

というのも、

 

以前、ペットショップで勤務していた時に
とても良くしてくれていたお客さんから
何年も経ってから連絡が来たことがあったんです。

 

 

「うちの子が低グレード悪性リンパ腫になって…」

 

 

そのお客さんは、

もう何年も前に退職したわたしが
動物病院に転職する、って言ったことまで
覚えていてくれて、

 

 

ずいぶん昔にしたやり取りを探してきて
わたしに連絡をしてきてくれたんです。

 

 

その時も、
お客さんのお仕事が終わってから、とか
大学病院にかかった日に
分からないことがあって…とか

時間を割いて相談に乗りました。

 

 

「病院で聞く説明よりも、
ゆんころさんのほうがずっと分かりやすい」

 

 

「世の中の看護師さんが
みんなゆんころさんみたいなレベルで
相談に乗ってくれたらいいのに。」

 

 

そう言ってもらえました。

 

 

残念ながら
その子は亡くなってしまいましたが、

 

 

「自分でしてあげられることは
全部してあげられたから、後悔はない」

 

 

「相談に乗って貰っていたおかげで、

知識を持って治療に挑めたから
何かあった時も冷静に対処できたし、
ある程度の覚悟も出来たよ。

本当にありがとう。」

 

 

と言ってくれて、

 

 

その後もプライベートで何度か
お世話になるくらい、
仲良くさせて貰っています♪

 

 

退職など、
人生の転機が訪れるたびに

 

 

“信頼されるって、こう言うことなんだなぁ。”

ってことを感じます。

 

 

「あの人ならきっと答えをくれるだろう」

 

 

何年経とうが、
たとえその間に全く交流がなかろうが、

 

 

何か窮地に立たされた時に、
「この人に相談してみよう!」と
思って貰える存在。

 

 

相手からしたら、
通院の距離離れていた時間なんて、
関係ないんですよね。

 

 

「あの時とても良くしてくれてたゆんころさん」

 

 

そのままの信頼度で
また連絡してきてくれたり、
遠方からでも会いにきてくれる。

 

 

これって、
媒体はネットであっても
変わらないなって思うんです。

 

 

ネットビジネスは
“人柄ビジネス”とも呼ばれますが

 

 

自分の発信で

 

誰かの人生の支えになれるか?
誰かの人生を変えられるか?

 

 

困った時に頼られる存在でいられるのか?

 

 

ここが大切だなと思います。

 

 

例えば、
今回まとめた内容から例をあげるとしたら

 

わたしは

 

“話を聞いた”
“アドバイスをした”

 

これしかしてないんですよ。

 

(もちろん入院中は治療やケアもしましたがw)

 

 

たったそれしかしてなくても、
何年か経ってから連絡をしてきてくれたり
泣いて退職を悲しんでくれたりするんです。

 

 

もし、目の前に困っている人がいたとして

 

その人の望んでいることが

「話を聞いてもらうだけでも満足」
だったら、

 

それはその人が欲しかった100%のギブなんです。

 

 

ビジネスになると、

 

 

“自分にはギブできる物がない”とか
“実績がないから”とか

 

 

なぜか難しく捉えてしまう人が多いですが、

 

 

困っている人が
今いる場所から一歩でも踏み出せれば

それはビジネスとして成立するんですよね。

 

 

わたしは動物がとても好きなので、
動物と触れ合う職業は、
これからも続けていきたいなと思っています。

 

 

そして、いつかまた突然
オーナーさんから相談されても良いように

医療の進歩から取り残されないよう
知識のアップデートも続けていこうと思います。

 

 

(ビジネスは知識ゲーとよく言われますが、
獣医療もほぼ知識と経験ですw)

 

 

 

さて、8月から新天地。

 

今のわたしに、どこまでできるのか。

 

また新たなチャレンジが始まりますが、
わたしの持てる限りの誠意で
オーナーさんや患畜さんと向き合っていこうと思います!

 

がんばるぞー!٩( ‘ω’ )و

 

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